栄養部では、入院患者さんへの食事提供と栄養管理、入院・外来患者さんへの栄養指導を行っています。
入院中は治療の一環としての食事をおいしく安全に、また衛生的に提供します。
外来では生活背景に合わせた食事療法を提案・支援します。
他職種とも連携して、食(栄養)を通じて患者さんの治療をサポートします。
食事時間は、朝食7時20分頃、昼食12時頃、夕食18時頃です。
おいしく召し上がっていただくために、季節感や行事を取り入れた献立を考え、温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たい状態で提供できるように温冷配膳車で各病棟へお届けしています。
少しでも食べやすいものを、食べたいものを・・・
食べる楽しみを、より感じていただけるように・・・
緩和ケア病棟で食欲が少なくなった患者さんに「ひと口でも食べてみようかなぁ」と思っていただきたくて、緩和ケア病棟と栄養部が協議を重ね、平成26年3月より新しく2つのメニューを始めました。
『味わいライト食』と『味わいアクセント食』というメニューです。
おにぎりやそうめんなどの”あっさり・さっぱり”としたイメージのメニューです。
カレーライス・ラーメンなどの”こってり・しっかり”としたイメージのメニューです。
患者さんへのアンケートの結果、おおむね良好との意見がほとんどでしたが、量が多いという意見も多かったので、今後は見ただけで満腹にならない量で、かつ、1食食べきれたという満腹感も感じていただける量の検討が必要だと考えます。
~ 今後も、量や季節感などを検討して、少しでも食欲が出るような工夫を考えてゆきます ~
現在、給食業務は外部委託となっています。
病院給食は、大量調理施設衛生管理マニュアルに基づいた厳しい衛生管理体制で作られています。
入院患者さんの食事摂取量、栄養量、検査値、症状などを確認し、適切な栄養管理を行い、特別な栄養管理の必要な患者さんには栄養管理計画書を作成しています。
NSTは、入院患者さんの栄養管理のために多職種※で構成されたチームです。栄養状態の評価、低栄養の予防、栄養状態の改善(投与量、投与経路など)、病態にあった栄養管理および栄養管理にまつわる安全管理などについて多職種で検討して主治医に提言します。週1回のカンファレンス・回診に加え、月1回の委員会や勉強会などを開催して、レベルアップに努めています。
2021年3月より早期栄養介入加算の算定を開始しています。
心臓リハビリテーションは、心筋梗塞、狭心症、心不全、心臓外科手術や大血管疾患、末梢動脈疾患などの心血管病の患者さんを対象に、適切な運動療法と生活習慣の見直しによって再発予防や寿命の延長、生活の質の改善を目指す治療プログラムです。
心臓リハビリテーションチームは、多職種※で構成され、入院中だけで無く、外来で長期的にプログラムを継続できるようにサポートします。
糖尿病チームは、糖尿病教育入院はもとより、別の疾患で入院された糖尿病患者さんに、食事療法・運動療法・薬物療法についての基本的な知識を身につけていただくために、多職種※で構成されたチームです。退院後も自信を持って生活を送ることができるようにサポートします。
褥瘡対策チームは、入院患者さんの褥瘡の発生を予防するために、多職種※で構成されたチームです。褥瘡を有する患者さんの、早期治癒と合併症を予防するために活動しています。
摂食嚥下チームは、脳卒中や高齢などにより摂食嚥下機能に障害のある患者さんに、誤嚥性肺炎や窒息などのリスクを回避し、安全においしく食べることを支援するために多職種※で構成されたチームです。
医師:1名
管理栄養士:13名
委託職員:管理栄養士、栄養士、調理師、その他
栄養サポートチーム専門療法士 | 5名 |
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日本糖尿病療養指導士 | 4名 |
滋賀糖尿病療養指導士 | 5名 |
病態栄養専門管理栄養士 | 4名 |
アレルギー疾患療養指導士 | 1名 |
栄養経営士 | 3名 |