消化器内科

診療内容・特色

“患者に優しいチーム医療”

われわれ消化器内科11名が目指すものは、Patient-orientedなチーム医療です

 

 

それぞれの専門分野のエキスパートが切磋琢磨しながら、すべての消化器疾患をチーム全体で診療する体制をとっています。また受療される方が納得され安心して診療を受けていただくことを常に心懸けています。さらに紹介していただいた医療機関との緊密な連携のもと円滑な継続診療を目指しています。

外来診療においては、初診と再診にわけて、すべての曜日に、専門医（日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会）が診療にあたる体制をとっておりますので、いつでも安心して受診していただくことができます。
入院診療においても、患者さんにとって最適の治療が提供できるよう、十分なカンファレンスをしながら、チーム医療を心がけています。

消化管出血、急性胆管炎、急性膵炎をはじめとした消化器系救急疾患に対しても、当院のERおおつ（救急外来）や外科と常に密に連携して、24時間体制で対応しています。

業務実績（2022年度）

＜消化器内視鏡検査・治療件数＞（単位：件）

検査名称	2022年度	2021年度	治療名(再掲)	2022年度	2021年度
上部消化管検査	5,319	5,083	内視鏡的粘膜下層切開剥離術	85	86
下部消化管検査	1,675	2,030	（上部消化管）	59	49
胆・膵内視鏡検査	312	317	（下部消化管）	26	37
超音波内視鏡検査	139	143	内視鏡的大腸粘膜切除術	1,018	775
合計	7,306	7,430	超音波内視鏡ガイド下吸引細胞診	21	22

＜大腸CT検査件数＞

153件（内、人間ドック131件）

＜肝臓関連検査・治療件数＞

検査名称	件数
腹部血管造影/TACE	25
RFA／PEIT	20
肝生検/肝腫瘍生検	18

＜消化器がん　新規化学療法導入件数＞

疾患名	件数	疾患名	件数
食道がん	1	肝がん	6
胃がん	7	胆嚢・胆管がん	4
大腸がん	0	膵がん	5
		合　　　　　計	23

対応可能な症状と治療内容

• 胃ポリープ（腫瘍）、大腸ポリープ（腫瘍）に対する内視鏡的切除術（ポリペクトミー、EMR）
• 早期の食道がん、胃がん、大腸がんに対する内視鏡的切除術（EMR、ESD）
• 食道・胃静脈瘤に対する内視鏡的治療（EIS、EVL）
• 出血性潰瘍に対する内視鏡的止血術（クリッピング、APC、ヒータープロ－ブ、アルコール局注）
• 原因不明の消化管出血に対するカプセル内視鏡
• 主として小腸病変に対するダブルバルーン内視鏡診察
• 潰瘍性大腸炎やクローン病に対する白血球除去療法（LCAP）、分子標的治療
• 総胆管結石に対する内視鏡的治療（EST、破砕術）
• 急性胆嚢炎に対する経皮経肝胆嚢吸引術（PTGBA）
• 閉塞性黄疸に対する減黄術（ERBD、PTBD）
• 狭窄病変に対する拡張術・ステント留置
• B型肝炎、C型慢性肝炎に対する抗ウィルス療法、インターフェロン治療
• 肝臓がんに対する肝動脈塞栓術（TACE）、経皮的エタノール注入療法（PEIT）・ラジオ波焼灼療法（RFA）
• 各消化器がんに対する化学療法
• 経皮内視鏡的胃瘻造設術（PEG）およびその交換

以上をはじめとして、すべての消化器疾患に対応しています。

なお、経皮内視鏡的胃瘻造設術（PEG）は、消化器内科入院はなく、当該科の入院症例のみに対応させていただいております。ご相談は基礎疾患の当該科を通じてお願いいたします。
またPEGの交換も、当科で造設された方のみを対象とさせていただいております。

大腸ポリープの内視鏡的切除は治療当日入院で1泊2日から2泊3日を標準としています。10mm以下のポリープでは、ポリープの形状によっては、日帰り手術としてCSP（cold snear polypectomy）を行っています。

早期胃がんのESD（治療の流れをYoutubeでご覧いただけます)

消化器系救急疾患への対応

急性腹症をはじめとした消化器系救急疾患には、
当院のERおおつ（救急外来）と連携して24時間体制で対応しています。

消化器内視鏡センターのご案内

スタッフ紹介・学会認定医等資格

学会指導施設認定

日本消化器病学会
日本消化器内視鏡学会
日本肝臓学会
日本がん治療認定医機構
日本カプセル内視鏡学会
日本消化管学会

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