診療科・部門一覧

救急診療科・集中治療部

救急受診の方

当院の救急に対する不安を与えるような、事実に反する報道が一部ありましたが、市立大津市民病院は今後もこれまでと変わらず24時間365日、救急患者の受け入れ・治療を行ってまいります。
緊急を要する患者さんは、安心して当院救急外来「ERおおつ」を受診してください。

救急体制について

診療内容・特色

日本においては救急病院を1次、2次、3次にわけ、1次を軽症患者(帰宅可能患者)に対する救急医療、2次を中等症患者(一般病棟入院患者)に対する救急医療、3次を重症患者(集中治療室入院患者)に対する救急医療としてきました(引用:日本救急医学会HP)。このスタイルは日本独自のものです。一方、1~3次の分類は医療者側が決めた分類であり、患者目線からは自分がどの病院にいくべきかはわかりません。医療者目線においても2次と思われた患者が3次となることもあれば、その逆もあります。北米のERを参考にし、1~3次を区別することなく全ての救急患者に対応し、各科専門医につなぐことを目指したシステムがER型救急(北米型ER)です。近年日本においても増加傾向にあります。当院においては、2001年よりERおおつを名乗り、軽症~重症の患者を区別なく受けてきました。断らない救急をめざしています。

集中治療室(ICU)においても、病院によりさまざまなスタイルがあります。日本においては集中治療医の養成が遅れており、集中治療医が管理せず各科主治医がそれぞれの患者を管理するOpen ICUが圧倒的に多いです。しかし、ICUにおいては人工呼吸器など各種生命維持装置の設定・ショック患者などへの高度な対応において、集中治療の知識が不可欠です。当院においてはClosed ICUを運営しており、院内外を問わず発生した重症患者に対応しています。また患者の救命だけでなく、予後改善をめざすには高度なチーム医療が必要であり、ICUにおいて医師・看護師のみならず臨床工学技士・理学療法士などをまじえたカンファレンスを毎朝行い情報共有や教育に努めています。

救急診療科医師がER型救急とClosed ICUの双方に関わることにより、各専門医にすみやかに患者をひきつぎあるいは一緒に管理し、重症患者はICUにすみやかに収容し迅速な治療に結びつけています。

ICU 朝の多職種合同カンファレンス

ICU 朝の多職種合同カンファレンス

屋上ヘリポートからの患者搬送

屋上ヘリポートからの患者搬送

ドクターカー出動

ドクターカー出動

当院の救急車・ホットラインの応需率

分子: 救急車で来院した患者数
分母: 救急車受け入れ要請件数

診療上の注意・お願い

  • 救急車による来院患者さんを優先的に診察します。救急外来に救急車以外で来られた患者さんは、救急看護師によりトリアージ(重症度判定)を行います。重症度が軽度・中等度と判定された場合には、しばらくお待ちいただく可能性があります。
  • “コンビニ受診”はお控えください。
  • 緊急性や重症度により、後日の各専門診療科受診を案内させていただく場合もあります。
  • ドクターカーにおいては往診費用が発生することがあります。

ER症例発表会

ERで経験した症例5例程度を、研修医が救急診療科医師の指導のもと発表し、ディスカッションを行います。大津市消防局職員が発表することもあります。

当院スタッフ・研修医・専攻医・コメディカルなど多くが参加します。

3回/年行っており、公開講座であり興味のある方は是非ご参加ください。

次回ER症例発表会予定 (調整中)

ICLS市立大津市民病院コース(医療者向け蘇生トレーニングコース)

受講生24名(医師、看護師、救急救命士・MEなどのコメディカル)、インストラクター30名以上で朝8時~夕方5時ごろまでの体を動かして行うoff-the-job trainingです。
2回/年行っており、受講生・インストラクター共に院外からの参加者は多いです。興味のある方は是非ご参加ください。

前回ICLS市立大津市民病院コース 2018年6月30日(土)
次回ICLS市立大津市民病院コース (調整中)

救急医・集中治療医を目指す医師へのメッセージ

市立大津市民病院救急診療科はER型救急(北米型ER)および集中治療室の運営を主に行っています。救急外来と集中治療室での治療を継続することにより、重症患者さんの治療成績の向上に尽くしています。例えば、一般に敗血症性ショックの死亡率は50%にも及びますが、本院では10%程度です。また、救急集中治療を学ぶ医師の養成も大切であると考えており力をいれてきました。

標準的な医療を学ぶことが大切であると考えており、ディスカッションをしながら世界の標準的な治療をとりいれるように日々努力しています。敗血症治療においてSurviving Sepsis Campaignが普及しましたが、本院では2005年の開始年よりとりくんでいます。救急集中治療においては常に知識をアップデートすることが大切であると考えています。そして、盲目的にとりいれるのではなく、自施設のマンパワー・設備との整合性を考え、合理的にとりいれることも重要と考えています。

ER型救急(北米型ER)や集中治療は、日本ではこれから発展する余地があり、逆に言えば絶対的に人が不足しています。そういったことにアイデンティティをもつ医師を養成するためにも、資格の取得も大切であると考えています。当院救急診療科は日本救急医学会・日本集中治療医学会認定施設であり、日本救急医学会認定医・日本集中治療医学会認定医の取得を必須としています。また、資格取得には論文作成も重要ですが、強力にサポートします。救急科新専門医制度においては、主に済生会滋賀県病院とプログラムを組み対応します。

専攻医はスキルを磨く時期であり、研修医時代とは違った視線から多くのことを吸収できる時期でもあります。よき救急集中治療医となるには「枝葉」も重要であり、麻酔科・エコーなどの院内研修も積極的に行っています。

最終的には救急医や集中治療医をめざすのではないが、2~数年とりくんでみたいというニーズもしばしばききます。そういった、救急集中治療に秀でた他科医の育成も重要であると考え、今まで受け入れてきました。

救急集中治療に興味をもつ医師を募集しています。

非常に雰囲気のよい職場です。見学は随時受けつけています。興味のある方は総務課あてにご連絡ください。(TEL:077-526-8516)

外部リンク

facebook市立大津市民病院救急診療科

facebook市立大津市民病院臨床研修センター

JSEPTIC当科紹介ページ

スタッフ紹介・学会認定医等資格

髙見 史朗

髙見 史朗

役職救急診療科診療部長・集中治療部診療部長
(診療局長、消化器内科診療部長、産婦人科診療部長、患者総合支援センター長、入退院センター長、地域医療研修室長、医療の質・安全管理室次長兼務)
学会認定医等資格日本内科学会認定内科医・総合内科専門医、日本消化器病学会専門医・指導医、日本肝臓学会専門医・指導医・西部会評議員

千葉 玲哉

千葉 玲哉

役職救急診療科副診療部長
(集中治療部副診療部長兼務)
学会認定医等資格日本内科学会認定内科医、日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本化学療法学会抗菌化学療法認定医、日本結核病学会結核・抗酸菌症認定医、日本版DMAT隊員

江口 豊

江口 豊

役職非常勤医師
学会認定医等資格日本救急医学会救急科専門医・指導医、日本集中治療医学会集中治療専門医、日本消化器外科学会消化器外科認定医、日本外科学会外科認定医、日本アフェレシス学会血漿交換療法専門医、日本急性血液浄化学会認定指導者、社会医学系専門医協会社会医学系指導医・社会医学系専門医

太田 凡

太田 凡

役職非常勤医師
学会認定医等資格日本救急医学会救急科専門医

田畑 貴久

田畑 貴久

役職非常勤医師
学会認定医等資格日本救急医学会救急科専門医、日本外科学会外科専門医・外科指導医、日本消化器外科学会消化器外科認定医、厚生労働省麻酔科標傍許可、日本アフェレシス学会血漿交換療法専門医、日本集中治療医学会集中治療専門医、日本DMAT統括隊員、社会医学系専門医協会社会医学系指導医・社会医学系専門医

堀口 真仁

堀口 真仁

役職非常勤医師
学会認定医等資格日本救急医学会救急科専門医、日本集中治療医学会専門医、日本循環器学会専門医、日本内科学会内科専門医、京都府災害医療コーディネーター、日本DMAT統括隊員

募集・採用について

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