ICUは現在8床で運用しており、緊急入室の患者さんから手術直後の患者さんなど様々な疾患の重症患者を受け入れています。毎朝多職種で合同カンファレンスを行って治療方針の統一を行い、チームで医療に取り組み、日々患者さんの救命のため、より高度な知識と幅広い視野をもって看護にあたっています。
また、早期から理学療法士とともにリハビリに取り組み、早期離床を目指しています。
患者さん、御家族にとって、ICU入室により生じた精神的ダメージはその後の人生や予後に影響を及ぼすといわれています。リモート面会の実施や、ICUダイアリーの作成などICU入室中の様子を伝える取り組みを行い、限られた時間のなかで患者さんと御家族の気持ちに寄り添い、安心して治療に臨める環境づくりに努めています。
「トータルリフトベッドT425型」(立位のとれるベッド)導入
主にICUで使用される、早期離床・早期回復を促すための電動ベッド。最大82度まで無段階で傾斜するチルト機構や、柔軟性のある素材で患者を支えるストラップシステムを備え、ベッド上に寝た状態のまま安全に起立訓練を行うことができます。また、体重・重力負荷量のリアルタイム測定・表示機能や、床ずれ防止に役立つ湿潤管理機能つき連動エアマットレスなど、より高度な早期リハビリテーションをサポートする機能が標準装備されています。