診療科・部門一覧

心臓血管外科

診療内容・特色

心臓血管外科では、京都府立医科大学心臓血管外科教室および当院循環器内科との緊密な連携の下に心臓および血管疾患全般にわたる診療を行っています。 また内科(腎臓内科)と連携して血液透析のための内シャント造設術や、最近、増えてきている透析患者さんに対する手術治療も行っております。当病院では循環器内科はじめ他科とのチーム医療により、患者さんお一人お一人に応じて最適な医療を受けていただけるように配慮しております。

心臓血管手術は、心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患に対して様々な合併症を減らす目的で人工心肺を使用しない心拍動下バイパス術(いわゆるオフポンプバイパス術)を基本とした低侵襲手術を行っています。同時に遠隔期の開存に優れている内胸動脈などの動脈グラフト用いて良好な成績をあげております。弁の狭窄や閉鎖不全に対する弁膜症手術に関しては、特に僧帽弁手術において自己弁を修復して温存する弁形成術を基本としています。これにより術後のワーファリン治療を回避し術後QOLを改善できる利点があり、大半の患者さんにはこの術式を適応しています。また動脈疾患(動脈瘤、血管狭窄閉塞、動脈解離など)は、ほとんど薬で治らず手術が必要となる場合が多く、人工血管置換やバイパス手術など積極的に行っております。

先天性心疾患について

先天性心疾患とは生まれつき心臓に何らかの異常がある病気です。およそ100人に1人、つまり年間8千人の赤ちゃんが生まれたときから心臓に何らかの問題を抱えていることになります。また、子供の頃に心臓手術をされて大人になられた方や、先天性心疾患と診断されても手術が必要なかった方も年齢とともに治療が必要となることがあります。
当院の心臓血管外科では先天性心疾患を専門領域とした医師が在職し、心疾患を抱える患者さんを診療しています。滋賀県は全国で2番目に子供の割合が高くなっています。子どもの笑顔と幸せあふれる滋賀を目指して、お気軽にご相談ください。

ひよこの画像

 

主な症例(手術)と件数

2021年度

(単位:例)

冠動脈バイパス術 11
弁膜症手術 21
先天性心疾患 3
腫瘍その他 5
胸部大動脈瘤 6
腹部大動脈瘤 3
末梢動動脈(閉塞性動脈硬化症など) 13
下肢静脈瘤手術 34
内シャント手術 36
ペースメーカー手術 19
その他 5

スタッフ紹介・学会認定医等資格

宮﨑 隆子

役職診療部長(心臓外科部門)
(臨床工学部診療部長兼務)
学会認定医等資格日本外科学会専門医・指導医、三学会構成心臓血管外科専門医認定機構専門医・修練指導医、日本胸部外科学会正会員、京都府立医科大学心臓血管外科客員講師

谷口 智史

役職医長
学会認定医等資格

沼田 智

役職非常勤医師
学会認定医等資格日本外科学会専門医、三学会構成心臓血管外科専門医認定機構専門医、日本心臓血管外科学会国際会員、日本胸部外科学会正会員

眞鍋 嘉一郎

役職非常勤医師
学会認定医等資格

小林 卓馬

役職非常勤医師
学会認定医等資格

外来診療担当表

診療受付時間 8:30~11:30(診療時間 8:45~17:15)

  • 医師の都合により、休診または代診となる場合があります。予めご了承下さい。
  • 午後の診療は、原則として予約となっておりますので、詳しくは外来受付窓口へお問合せ下さい。
  • 赤字は女性医師です
診察場所 診察時間
1診 C1-3 午前 宮﨑
午後 交代制
(ペースメーカー・血管外科)
宮﨑
(先天性心疾患外来)
(成人先天性心疾患外来)
C1-4 午後
C2-5 午前 交代制
(血管外科外来・静脈瘤外来)
  • 外来診療は原則として予約制です。病診連携により、地域の開業医や診療所から地域医療連携室を通じて診察や検査の予約が可能です。
  • 再診は、予約制となっていますので、予約外で受診される場合、待ち時間が大変長くなる場合があります。できれば予約の上受診下さい。
  • 心臓血管外科の外来診療のない日は、心臓血管センター(循環器内科)で診療を行っています。

募集・採用について

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