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呼吸器外科 主な疾患

自然気胸

臓器名
臓器の特徴・動き

呼吸にかかわる概ね男性4-5L、女性3-4Lの袋状の臓器です。

呼吸時に空気中の酸素を取り込み二酸化炭素を排出します。

病気の説明 自然気胸は原因不明で内因性に発症するものです。
① 原発性(続発性)自然気胸:びまん性肺病変に起因しない肺嚢胞(ブラやブレブ)の破裂による気胸でやせ型で高身長の若年男性に好発します。
② 続発性自然気胸:喫煙による肺気腫などの基礎疾患(子宮内膜症、リンパ脈管筋腫症、悪性腫瘍など)や薬剤(ステロイドや抗がん剤など)が原因となります。治療歴、生活習慣、家族歴が因子となります。
症状 突然の肩や背中にかけての胸痛、咳嗽発作、呼吸困難、頻脈など
検査・診断 レントゲンやCT検査で肺の虚脱がみられます。(下写真)
治療

肺の虚脱程度などにより安静、胸腔ドレナージ、手術治療を行います。


手術適応:再発を繰り返す、空気漏れが持続する、両側、出血を伴う、肺の膨張がえられない、就業など社会的な理由

この疾患における
当院のアピール
再発率を下げる術式の工夫を行っております。

呼吸器外科の主な疾患画像

(右原発性自然気胸の胸部レントゲン画像) 右肺が虚脱している