主な対象疾患は、肺がん・転移性肺腫瘍・良性腫瘍・膿胸・自然気胸・縦隔腫瘍・多汗症などです。
肺がんは、ほぼ全例に胸腔鏡を使用し、4cm 1ヶ所と1cm 2ヶ所の皮膚切開のみで肺葉切除を行います。
2群郭清も直視を併用しこの創で行うため、病期による創の拡大は行いません。過去15年間にこの方法で手術を施行した病理病期IA期の肺がん症例440例中再発例は現在のところ2例のみです。術後入院日数は4日を目標としており、平均は4.7日です(入院期間延長理由の80%は患者さまのご希望です)。ここ数年の全身麻酔下手術は130例前後で、うち肺がん手術例は60例前後です。また、進行した症例に対しては、胸壁や縦隔臓器の合併切除を積極的に行います。大動脈や上大静脈への浸潤例には体外循環下手術も行います。
術後入院日数は、気胸は原則1日、悪性腫瘍の肺部分切除や良性疾患は原則2日です。
手掌多汗症に対しては、各腋窩に1cm弱の創1ヶ所で交感神経焼灼術を行います。
これまで施行した約100例中、効果は100%でした。この方法を手指の血行障害にも応用していますが、血管に不可逆性変化をきたしている場合があり、効果は70%程度です。
”患者さんの立場に立った治療”
をモットーにしています。十分なインフォームド・コンセントのもとに、
手術侵襲の低い胸腔鏡手術を治療の中心とし、
早期の日常生活復帰・社会復帰を目指します。
京都新聞「湖国から健康を考える」(2019年12月20日(金))より抜粋
・当科は第11次事業全国肺癌登録事業(2021年外科症例)の参加施設です。詳細は、以下の文書・HPをご参照ください。
肺癌登録11次 2021年外科症例 オプトアウト(PDFファイル:196KB)
役職 | 診療部長 |
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学会認定医等資格 | 日本外科学会専門医、日本呼吸器外科学会専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、手術支援ロボット術者認定医 |
役職 | 医員 |
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学会認定医等資格 |
役職 | 非常勤医師 |
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学会認定医等資格 | 日本外科学会指導医・専門医、日本胸部外科学会指導医、関西胸部外科学会評議員、呼吸器外科専門医、日本呼吸器学会指導医、日本臨床外科学会評議員、日本循環器学会専門医・近畿地方会評議員、日本消化器外科学会認定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医 |
診療受付時間 8:30~11:30(診療時間 8:45~17:15)
診察場所 | 診察時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1診 | C1-4 | 午前 | 常塚 | ||||
午後 | 常塚 | ||||||
2診 | C1-5 | 午前 | 戸田 (兼:禁煙外来予約制) |
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午後 | 谷口 |