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精神・心療内科 主な疾患

うつ病

臓器名 脳の前頭前野や側座核など、多くの部位が関与します。
臓器の特徴 脳は感覚情報を統合して、ほぼすべての活動の指令を出す中枢司令部です。
脳の中の前頭前野は行動の計画を立て、側座核は意欲を持ち上げます。
扁桃体はうつ病の時に活動が亢進します。
臓器の働き 脳はストレス・過労・睡眠不足などで疲労すると、前頭葉などの血流と活動が低下し、普段できている思考が難しくなったり、意欲が著しく低下したりします。
危険因子 家族歴。女性であること。
喪失体験などのつらい出来事。
神経質・几帳面で、不安を感じやすい性格。
思考における柔軟性の乏しさ。
特定の思考の癖(白黒思考、マイナス化思考、過度の一般化、拡大化思考、など)。
過労、睡眠負債の蓄積。
他の精神疾患(不安症、アルコール依存、統合失調症など)
特定の身体疾患(甲状腺疾患、関節リウマチ、AIDSなど)、ステロイドなどの薬物。
症状 典型的には、朝を中心とした憂うつな気分が続き、体がだる重くなって何をするにも億劫になるようになります。普段楽しめているようなことも、つまらなく感じるなど、嬉しい・楽しいといった感情が減退します。物事をするにしても、集中力が低下して普段より時間がかかったり、普段しないようなミスをしたりします。症状が強いと、洗濯などいつもしている単純なことでも、やり方が分からなくなることもあります。雑誌や本も読む気がしなくなり、テレビをつけてもぼんやり眺めているのみになったりし、終日寝たきりになることもあります。不眠や食思不振/食欲亢進も出現し、自分や未来のことを否定的にしか思えなくなり、時には「死にたい」と思うに至ることもあります。
検査・診断 うつ病自体を直接確定できる検査はありませんので、血液検査や頭部MRIなどで身体的な原因を除外した上で、症状と問診から確定診断します。
治療 精神療法と薬物療法を併用するのが、標準的な治療です。死にたい思いが強くなって自殺リスクが高い場合などは、専門病院での入院治療が必要です。
この疾患における
当院のアピール
身体疾患を諸検査で除外した上で、確定診断します。予約なしでも診療できるような体制をとっていますが、予約の方が優先になって数時間の待ち時間が出ることもありますので、できるだけ予約してご来院ください。