診療科・部門一覧

輸血検査(輸血管理室)

輸血に必要な検査と血液製剤の管理を24時間体制で行っています。4名の臨床検査技師(2名は認定輸血検査技師)がローテーションを行い、一日1名の技師で担当しています。

全自動輸血検査装置を用いて、精度の高い検査結果を報告しています。


 

血液型検査

赤血球の膜上には多数の抗原、すなわち血液型があります。しかし、輸血で問題となるのはABO血液型とRhD血液型です。輸血管理室では、このABO血液型とRhD血液型を実施しています。

不規則抗体検査

ABO血液型とRhD血液型が同型でも、輸血できないことがあります。その原因のひとつは血液中に存在する不規則抗体です。そのため、輸血する場合にはあらかじめ不規則抗体の有無を検査します。不規則抗体検査が陰性の場合は、ABO血液型とRhD血液型が同型の血液製剤を準備します。また、不規則抗体検査が陽性の場合には、輸血による副作用(副反応)を起こさないように、適合する血液製剤の準備をします。

交差適合試験とコンピュータクロスマッチ

交差適合試験とは、輸血直前に血液製剤と輸血される患者さんの血液を試験管内で混ぜ合わせて、凝集が無いかを確認する検査です。

輸血検査では、血液型の検査を2回実施し、不規則抗体検査が陰性の場合は、コンピュータによる適合の確認、すなわちコンピュータクロスマッチを行っています。ただし、不規則抗体検査が陽性の場合には、交差適合試験を行っています。

※より安全な輸血管理が行われているかを審査する、日本輸血・細胞治療学会I&A制度(輸血機能評価認定制度)の認定施設です。


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