当院は滋賀県下で唯一の第一種感染症指定医療機関であり、感染症法上、入院の必要な一類(エボラ出血熱、クリミアコンゴ出血熱、痘そう、南米出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱)二類(急性灰白髄炎、ジフテリア、重傷急性呼吸器症候群、H5N1鳥インフルエンザ)感染症の患者さんを収容、診療にあたります。現在、専用病床は一類感染症:2床、二類感染症:6床の計8床となっています。
当院では、このたび紫外線照射ロボットLightStrike(ライトストライク)を導入しました。
紫外線照射ロボットライトストライクは、キセノン紫外線を照射することで、手術室や病院のベッド、壁、ドアノブなどに付着する細菌やウイルスの死滅により院内感染予防が期待できます。
なお、滋賀県内での紫外線照射ロボットの導入は、当院で2例目となります。
パルス式キセノン紫外線(UV)照射ロボット
手作業清掃より迅速に実施できるため病床稼働率を低下させることなく、院内感染リスクを下げることができます。
また、短時間で、高頻度接触表面に紫外線照射することができます。
さらに、水銀を使用していないため環境への負荷も抑えることができます。
紫外線照射ロボット ライトストライク照射のイメージ
感染対策チームICT(Infection Control Team)として2007年より主に院内感染対策を行っており、多職種で協力し合い、活動しています。
また、2018年度より抗菌薬適正使用支援チームAST(Antimicrobial Stewardship Team)としても活動し、抗菌薬適正使用に向けた支援も行っています。
役職 | 診療部長 (小児科医長兼務) |
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学会認定医等資格 | 日本小児科学会小児科専門医、インフェクションコントロールドクター(ICD)認定 |