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消化器内科 主な疾患(脂肪肝)

脂肪肝

臓器名 肝臓
臓器の特徴・働き 右上腹部にあり、重さは1~1.5kg(体重の約50分の1)で、人体最大の臓器です。栄養分の貯蔵、蛋白質の合成、有害物質の解毒、脂質・糖・薬物の代謝など、人体の代謝を司ります。
疾患の説明 脂肪肝は肝臓に内部に脂肪が溜まった状態です。本邦では、男性では約40%、女性では約20%の有病率と言われています。脂肪肝のうち約10%は「脂肪性肝炎」という病状を発症しています。肝臓に炎症が起こり、肝線維化が進行すると、肝硬変や肝癌に至る可能性があります。脂肪肝と診断されたら、現在の状態を精密検査で評価すること、生活習慣を見直すことをお勧めします。
危険因子 飲酒、肥満、糖尿病など
症状 脂肪肝は病気が進行するまでは症状はありません。
検査・診断 腹部超音波検査、肝硬度測定、血液検査(肝線維化マーカー、FIB-4 INDEXなど)などで現状の評価を行います。
治療 過体重の方は減量が必要です。飲酒が過剰になっている場合は減酒をお勧めします。脂肪性肝炎に対して保険収載となっている薬剤はなく、合併する代謝異常(糖尿病、脂質異常症など)に対する治療を行います。
この疾患における
当院のアピール
肝臓専門医と超音波検査学会精度認定A評価の検査技師による診療を行います。