明けましておめでとうございます。 皆様におかれましては新春を清々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年5月より新型コロナウイルス感染症が感染症法の2類相当から5類へ変更され、ポストコロナ時代に入りました。忘年会やクリスマスパーティーなども楽しめるようになり、皆様の心も明るさを取り戻しつつあると思います。
当院も予約制ですが入院患者さんへの面会ができるようになり、外来受付などに設置していたビニールシートも撤去し、マスク以外はコロナ前の状態に戻りつつあります。ただ、感染症の予防、治療には終わりがありませんので、引き続き職員一同、気を引き締めて診療を行っていきたいと思います。
今年は十二支では辰年、干支では甲辰(きのえたつ)です。甲は物事や生命の始まりを意味し、辰は成長を表すと言われており、新しい成長が始まる可能性を示唆していると考えられます。昨年の癸卯(みずのと)で木々に水をやることにより膨らんだつぼみが、大きく開花するように成長していける一年になるよう、努力をしていく所存です。
当院は外来、入院患者の皆様が来院しやすいようにコンシェルジュを開始し、また地域の診療所の先生方を補助し在宅患者の皆様が少しでも快適に生活できるように専門医による訪問診療を開始しました。
「信頼の絆でつながる、市民とともに歩む健康・医療拠点」という病院理念のもと、さらに市民や患者の皆様に信頼される病院として努力してまいりますので、今後とも変わらぬ温かいご支援を賜りますように、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和6(2024)年1月
市立大津市民病院 理事長
河内 明宏