呼吸療法とは、何らかの原因で呼吸が障害された場合に行われる治療法のことで、酸素療法、吸入・加湿療法、人工呼吸療法、薬物療法などがあります。RSTは、多職種でチームを構成し、人工呼吸管理中の患者さんに対し人工呼吸器の適正使用・Weaningを目的に回診を行っています。また、院内職員対象に研修会や情報提供等も行っています。
具体的な活動内容は、RST回診で、人工呼吸器を装着した患者さんが適切な人工呼吸器設定となっているか?安全な環境で使用されているかどうか?人工呼吸器関連の合併症予防が適切に行われているかどうか?などを確認し、主治医、病棟看護師を含めたディスカッションを行っています。そして病状が改善方向に向かわれている患者さんに対しては人工呼吸器を離脱できるよう、また離脱が困難な患者さんに対しては、よりよい治療環境になるよう日々取り組んでいます。
人工呼吸器を装着している患者さんは、必ずしも病院の中にいらっしゃるとは限らず、在宅で過ごされている方もいらっしゃいます。そのような現状を他の患者さんやご家族にお伝えし、支援することも大切だと考えています。
また、新しい知見を得るために各診療科の医師やスタッフが講師となり、職員対象に定期的な勉強会を開催しています。内容は、人工呼吸療法に関連する酸素療法や非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)、呼吸リハビリテーションなど、日々スキルアップを目指して研鑽しています。
週1回
医師・看護師・理学療法士・薬剤師・歯科衛生士・臨床工学技士
酸素療法や画像の見方など、毎年テーマを決めて開催しています。
マスターコース受講生は人工呼吸療法に関する講義・実習を1年間かけて習得します。
この研修では、シミュレーターを用いてシナリオに沿ったトラブルシューティング研修を行い、さらなるスキルアップを図っています!!