病院の案内

NST(栄養サポートチーム)

NSTとは

NST(Nutrition Support Team)とは、多職種が協力し、安全で有効な栄養管理を行うための医療チームです。
 市立大津市民病院では、医師、歯科医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、言語聴覚士がチームメンバーとして活動し、それぞれの専門的知識・技術を活かしながら栄養サポートを行っております。
 当院のNSTは2005年6月に稼働を開始し、日本臨床栄養代謝学会および日本栄養療法推進協議会のNST稼働施設認定をうけております。週1回のNST回診に加え、委員会や勉強会を開催し、レベルアップに努めています。
 入院患者さんの栄養状態の評価、低栄養の予防、栄養状態の改善(投与量・投与経路等)、病態にあわせた栄養管理および栄養管理にまつわる安全管理などについて多職種で検討し、主治医に提言します。また、摂食嚥下チームや褥瘡チームとの連携を図り、より良い栄養管理を行えるよう努めております。

NST回診について

 毎週木曜日1500NST回診を行っております。
回診カンファレンスを行い、多職種で患者さんの情報を共有し、問題点について話し合います。

NST回診

NST回診

NST勉強会について

栄養療法における基本的な知識や新しい知識を共有する目的で、2022年度 2023年度は院内で以下の勉強会を実施しました。

 

2022年度

内容 講師
1 12月13日 栄養療法・NSTについて 内科(糖尿病・内分泌)
峠岡 佑典 医師
NSTにおける歯科の役割 歯科口腔外科
安井 総臣 医師
NSTにおける薬剤師の関わり 中條 悠 薬剤師
NSTにおける管理栄養士の役割
~栄養管理のポイント~
山本 順子 管理栄養士
NSTにおける看護師の役割 内田 祐代 看護師
栄養に関する検査項目について 谷口 昇 臨床検査技師
2 1月23日 NST専門療法士研修を終えて 片山 恵子 看護師

2023年度

内容 講師
1 8月17日 栄養療法・NSTについて 内科(糖尿病・内分泌)
峠岡 佑典 医師
2 9月14日 当院の嚥下食、病態別の栄養剤、
栄養補助食品について
山本順子 管理栄養士
3 10月16日 静脈栄養法(TPN/PPN)
簡易懸濁法について
中條悠 薬剤師
4 11月15日 摂食・嚥下障害
評価とリハビリテーション
本里ゆかり 言語聴覚士
5 12月18日 栄養指標としてのアルブミンと
トランスサイレチン
一瀬亮介 臨床検査技師
6 1月25日 NST・嚥下チームコラボ企画
症例検討会
峠岡 佑典 医師
NSTチームメンバー

2023年度実績

  • 2023年度NST介入件数・・・・870人/年
  • 1回あたりの回診人数・・・・・17.4人/週

2023年度転帰実績

2023年度栄養評価実績

学会発表実績

学会名 発表数
2017 第9回 日本静脈経腸栄養学会 近畿支部学術集会 1
第32回 日本静脈経腸栄養学会学術集会(JSPEN2017) 1
2021 第13回 日本臨床栄養代謝学会 近畿支部学術集会 2
第36回 日本臨床栄養代謝学会学術集会(JSPEN2021) 1
第43回 日本栄養アセスメント研究会 1
2022 第37回 日本臨床栄養代謝学会学術集会(JSPEN2022) 1
2023 第38回 日本臨床栄養代謝学会学術集会(JSPEN2023) 1
第40回 滋賀県インスリン治療懇話会 1
2024 第16回 日本栄養治療学会 近畿支部学術集会 1
第35回 京滋NST研究会 1