病院の案内

認知症・せん妄ケアチーム

背景

2025年には、65歳以上の高齢者のうち、約5人に1人が認知症になると予測されており、認知症は誰もがかかる可能性のある身近な病気となっています。それに伴い、認知症を抱えながら、ご入院される方も年々増えてきています。

認知症患者さんが入院をされると、行動・心理症状の悪化により安全に治療を受けることが困難になることや、ADLや認知機能の低下・生活の質の低下、入院の長期化など、さまざまな問題が起こってきます。

認知症・せん妄ケア

目的

当院では、2016年12月より認知症・せん妄ケアチームを作りました。さまざまな職種で構成され、それぞれの専門性を活かし、行動・心理症状などの問題にチームで対応しております。主な介入対象者は、認知症患者さんとなります。

常に認知症患者さんの視点に立つことを忘れず、ひとりひとりの今まで生きてこられた背景を大切にしていきます。

活動内容

カンファレンスや病棟ラウンドを通して、認知症の方が安全に治療を受け、安心した生活の継続、さらには、早期に住み慣れた地域へ戻れるような活動を行っております。

また、言葉にできない思いをくみ取り、その思いに寄り添いながら、その人らしく穏やかに過ごせる療養環境を支援したいと考えています。