病院の案内

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては新春を清々しい気持ちでお迎えのこととお喜び申し上げます。

 新型コロナウイルスの流行が始まって3年目の年になり現在8波が進行中ですが、オミクロン株に変化したことにより重症者も減少し、過去の経験から対処法が浸透していることなどから、感染症法の2類相当から5類への変更が検討されているという報道があります。
ただ、医療現場では受診される患者さんの数はまだまだ多く、職員の感染、濃厚接触者も多く出ており、目の前の対応に追われている現状です。この冬を乗り越え、春になるころには季節の明るさや暖かさとともに新しい世界が広がっていることを願っています。

 今年は十二支では卯年、干支では癸卯です。癸は水の属性、卯は木の属性を持つと言われており、両者の関係は水によって木が育つという良い関係と考えられます。また癸は「揆」(はかる)につながり、植物の内部にできた種子が大きさを測れるまで大きくなりつぼみが花咲く直前の状態を表すと言われています。一方で十二支の卯(うさぎ)は跳躍する動物です。
以上をまとめると2023年癸卯の年は水を得た木々が成長し、そのつぼみが花開く直前の状態で、未来に向けて跳躍する可能性のある年と解釈できます。昨年よりいろいろな出来事がありましたが、職員一同で力を合わせて努力をし、木々に水をやることによりつぼみを大きく膨らませ、開けた未来に向かって跳躍する一年にしたいと思います。

 今後も予測ができない事態が起こる可能性が十分ありますが、どのような状況においても「信頼の絆でつながる、市民とともに歩む健康・医療拠点」という病院理念を実施し、市民や患者の皆様に信頼される病院として努力してまいりますので、今後とも変わらぬ温かいご支援を賜りますように、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

令和5年元旦
市立大津市民病院
理事長 河内 明宏