院内がん登録とは、入院・外来を問わず、がんについての診断・治療、予後に関する情報を収集、整理・保管し、集計・分析することです。
これにより、どのくらいの患者さんが、どのような病態(がんの部位・進行度)なのか、来院や発見の経路はどうであったのか、どのような医療を受けたのか等がわかります。
また、院内がん登録のデータを地域がん登録に報告することにより、地域におけるがんの統計をとることができます。こうして蓄積されたデータは、がん対策の立案や評価にも利用され、がんについてのさまざまな情報として、地域住民の方々に還元されます。