当院の緩和ケア病棟は、緩和ケア科の基本方針を実現できるように、落ち着いた入院環境で、病棟の専門スタッフが関わりをしていきます。
患者さんとその家族とコミュニケーションをとり、その思いを理解する努力をします。そのため患者さんが病状について、理解されていることが望ましいと考えています。 関わるスタッフはカンファレンスを重ね、より良いケアを目指します。いつまでも患者さんの味方でいられるようにします。
緩和ケア病棟は、悪性腫瘍で治療をしない方が入院対象です。入院中は苦痛緩和につながる合併症の治療は行いますが、悪性疾患の治療自体は行いません。 したがって、抗がん剤治療、延命処置(モニターの装着、衰弱時の血圧を上げる薬の使用、心臓マッサージ、気管内挿管)は行いません。
苦痛緩和に結びつかない検査や処置はできる限り行いません。
患者さんのこころと身体の苦しみを和らげるよう努めます。
患者さんの望まれること・自律性を大切にします。
いのちを尊重したかかわりをします。
患者さんとご家族の心配が少しでも軽減できるよう関わります。
ご家族にとって、ここでの時間が、将来にわたり少しでも意味あるものとなるようなケアを目指します。
専門スタッフが協力しながらこれらの目標を実現するために努力します。
通信料は閲覧者負担になるため、Wi-Fi環境のある場所での閲覧をお勧めします。
部屋数 | トイレ | 洗面台 | ソファベット | その他 | 料金(1日) | |
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特別室 | 1 | ○ | ○ | ○ | 簡易キッチン・お風呂あり | 16,200円 |
個室 | 9 | ○ | ○ | ○ | 7,560円 | |
個室 | 4 | ○ | ○ | × | 有料個室よりやや狭くなります | 無料 |
2人部屋 | 3 | ○ | ○ | × | 無料 |
病室は個室、2人部屋のほか特別室もご用意しております。
時には家庭の味を。
調理器具も備えています。
ご家族の使用も可能です。
左に比良連峰、右に近江富士を配した琵琶湖の景色が素晴らしいデイルーム。
ご家族・友人とのお食事やティータイムなど、穏やかなひと時を過ごす事が出来ます。
身体や心のつらい症状を和らげます | 専門スタッフによる緩和ケアの提供 |
精神的なサポート | 心理カウンセラー(公認心理師)が常勤しています |
日常生活の支援 | その人らしい生活スタイルを尊重します |
心地良く日常を過ごす為のお手伝い |
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ご家族への支援 |
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チーム医療としてのサポート | 各科の医師・薬剤師・理学療法士・作業療法士・歯科衛生士・栄養士など他職種との連携を図ります |
食べる喜びを支えます | 料理研究家 辰巳芳子先生の指導で、”いのちのスープ ”サービスを行っています |
緩和ケア病棟では、料理研究家「辰巳芳子先生」の指導で、患者の生きる力を引き出す“いのちのスープ”サービスを平成20年から行っています。2012年秋公開の辰巳芳子先生のドキュメント映画「天のしずく」の撮影は当院緩和ケア病棟でも行われました。
Q1. | 本人が病名を知っていなければ入院できませんか? |
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入院の絶対条件ではありませんが、患者さんが事実を知ったほうが良い・知りたいという要望があるなど、状況に応じて病名や病状を伝える為の具体的な支援方法を一緒に相談し、対応していきます。 | |
Q2. | 一度入院すると、退院できませんか? |
症状が落ち着き、患者さん・ご家族が希望された場合は自宅へ戻る事もできます。また、外出・外泊も可能です(外泊が長期の場合は、一旦退院になります)。自宅へ戻った後も、緩和ケア外来の受診によって継続的なケアが受けられ、状況に応じて再入院も可能です。 | |
Q3. | 症状をコントロールしながらできるだけ自宅で過ごしたいのですが・・・。 |
痛みをはじめ、様々な苦痛症状を和らげるための薬剤調整や、精神的なケアなど、緩和ケア外来受診により緩和ケアを受ける事ができます。 | |
Q4. | 長期間の入院も可能ですか? |
患者さん・ご家族の状況に応じて、その都度相談・対応させて頂きます。 | |
Q5. | 希望すればすぐに入院できますか? |
入院予約の状況により、すぐに入院できない場合もありますので御了承下さい。 | |
Q6. | 入院しても民間療法を続けられますか? |
負担の大きさなど患者さん・ご家族と十分な相談の上で決めていきます。 |
患者様・ご家族様が抱える苦痛が少しでも和らぎ、1日1日を穏やかに、そして大切に過ごせますように・・・。
私達は「今」という時間の持つ意味を常に考え、お手伝いしていきたいと思っています。
少しでも癒しにつながる空間を
畳コーナーでゆっくり休憩