１．がんを予防するために（予防）

禁煙外来

　患者さんごとに個別対応でカリキュラムを作成し、禁煙指導をおこなっています。

HPVワクチン（子宮頚癌ワクチン）

　産婦人科と小児科で子宮頚がんワクチンの接種をおこなっています。

市民公開講座

　地域の皆様に参加していただける講座です。当院の職員が身近な健康問題をテーマに分かりやすくお話しします。

２．がんを早く発見するために（健診）

健診センター

　健康診断、人間ドッグ、市民検診（各種がん検診等）、各種予防接種などをおこなっています。検査結果は院内各診療科の専門医による判定をおこなったうえで、結果をお返ししております。

プチ健診

● 腫瘍マーカーコース

肺がん／消化器がん（大腸がん、膵がん など）／肝臓がん／前立腺がん

● 生活習慣病コース

糖尿病／メタボリック＆動脈硬化症

３．がんを正確に診断するために（診断）

画像診断

　画像検査（レントゲン、CT、MRI、PETなど）で身体のどこにがんがあるのかを調べます。がんの広がりや進行具合を推測することは、手術を含む治療方法の選択に重要です。

組織診断（病理診断）

　内視鏡などを使って採取した臓器・組織の一部や細胞を顕微鏡で詳しく調べ、がんかどうか、どんな種類のがんなのかなどを診断します。

血液検査（腫瘍マーカー）

※腫瘍マーカーとは、がんの種類によって特徴的に作られるたんぱく質などの物質のこと

　血液に含まれている腫瘍マーカーの量を測定します。がん診断の補助とするほかに、がんの進行具合や診断後の経過、治療の効果をみる目的でおこないます。

遺伝子検査

　1つまたはいくつかの遺伝子を調べ、がんの種類を判断したり検査結果をもとに薬を選んで治療をおこなったりします。

４．がんを適切に治療するために（治療）

EXPRESS外来（手術まで最短１０日）

　『進行がん』と診断されても速やかに検査から手術までおこないます。

女性医師外来（女性外科外来・女性泌尿器科外来）

　女性の皆さんが安心して受診できる女性医師の外来です。

腹腔鏡下手術

　皮膚に5ミリ程度の穴を数カ所開けて、専用の筒状カメラ（腹腔鏡・胸腔鏡）と手術用具をお腹または胸の中に入れておこなう手術です。傷口が小さく術後の痛みが少ないため回復も早く早期の退院や社会復帰が可能です。

ロボット手術（ダヴィンチ手術）

　手術支援ロボット「ダヴィンチ」での手術です。モニターに映し出された画像を見ながら、手ぶれ修正されたロボットアームを駆使して細かな手術操作をおこないます。開腹（開胸)手術と比べると、傷口が小さく出血量が少ない、術後の痛みが軽い、入院期間が短いといったメリットがあります。

化学療法（抗がん剤治療）

　がんの種類や遺伝子検査の結果をもとに選んだお薬を使って治療します。広範囲への効果が期待できる治療法なので、がんの増殖や転移を予防する目的でおこなうこともあります。

放射線治療

　放射線（X線、電子線）を体外から患部に照射し治療します。病状に合わせて、1回約20分、1回～複数回の照射をおこないます。

５．がんと共に生きるために（療養）

在宅診療センター

　各診療科の専門医や看護師などの医療技術者が、ご自宅に訪問して必要な診療をおこないます。かかりつけ医の先生方との連携をさらに強化し、地域の在宅診療の一助として後方支援に努めます。

訪問診療部（通院が困難な患者さん対象）

　定期的に医師がご自宅へ訪問し、必要な医療を提供します。

訪問看護ステーション

　患者さんとご家族に寄り添い、思いやりのある看護を提供します。

訪問リハビリテーション部

　患者さんとご家族が希望する生活を支えるために、生活機能の評価に基づいたリハビリテーションを提供します。

６．より良く生きるために（緩和ケア）

緩和ケア病棟

　その人らしく尊厳をもった生活ができるように、工夫のされた環境と専門チームをもつ病棟です。がんによる痛み、呼吸の苦しさ、こころのつらさなど、様々な苦痛の症状やつらさを和らげます。

緩和ケアチーム

　一般病棟に入院中の患者さんと、そのご家族への緩和ケアをサポートします。

緩和ケア外来

　緩和ケア病棟への入院の相談だけでなく、外来通院中の疼痛コントロールやこころや身体のつらさを和らげるサポートなどをおこなっています。