診療科・部門一覧

臨床検査部

概要

臨床検査部は検体検査(血液検査・免疫化学検査・一般検査・微生物検査)、病理検査、生理検査からなり、31のスタッフ(うち臨床検査技師は30名)で運営しています。各検査室が精度の高い検査結果を迅速に提供できるよう日々心がけ、24時間365日緊急検査、緊急輸血などに対応し、医療の一翼を担っています。

また、部内のみならず健診センターでは心電図や肺機能検査、エコー検査などを担当し、輸血管理室では血液製剤の一元管理をしています。各種の認定取得技師がその専門性を活かし、チーム医療への参画、臨床検査技師の更なるレベル向上や後進の育成に取り組んでいます。

各種認定取得

超音波検査士(消化器) 11名 国際細胞検査士 2名
超音波検査士(循環器) 6名 細胞検査士 5名
超音波検査士(泌尿器) 1名 緊急臨床検査士 2名
超音波検査士(体表臓器) 1名 認定輸血検査技師 3名
超音波検査士(健診) 1名 認定血液検査技師 1名
血管診療技師 2名 認定心電検査技師 2名
JB-POT(日本周術期経食道心エコー) 1名 認定一般検査技師 2名
二級臨床検査士(循環生理学) 1名 認定病理検査技師 1名
二級臨床検査士(血液学) 1名 認定臨床化学免疫化学精度保証管理検査技師 1名
二級臨床検査士(血清学) 1名 認定認知症領域検査技師 1名
二級臨床検査士(臨床化学) 2名 滋賀糖尿病療養指導士 5名
二級臨床検査士(神経生理学) 1名 NST療養指導士 1名
初級呼吸機能検査技能資格認定 1名 肝炎医療コーディネーター 9名

チーム医療

ICT(感染対策チーム)
AST(抗菌薬適正使用支援チーム)
NST(栄養サポートチーム)
糖尿病カンファレンス
冠動脈カテーテル検査・治療サポート
輸血チーム

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外部精度管理評価

滋賀県医師会・滋賀県臨床検査技師会 A評価 56/59項目、B評価 3/59項目
日本医師会 98.4 / 100点
日本臨床衛生検査技師会 97.8 / 100点

学会認証

精度保証施設(日本臨床衛生検査技師会 日本臨床検査標準協議会)

業務内容

検体検査

血液検査

血液検査

当院では2台の自動血球分析装置により血液中の細胞(赤血球・白血球・血小板など)の算定や、白血球(好中球・リンパ球など)の分類をします。

検査より得られた赤血球数、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値などは貧血の原因や種類の鑑別に役立ちます。

白血球は主に5種類に分類されますが、様々な病気に反応し、5種類のバランスが崩れたり形態に異常をきたすことがあります。

医師からの依頼や必要と判断されたものは血液標本を作製し染色して、臨床検査技師が顕微鏡を用いて形態をチェックし、より正確で細かな結果を患者さんにお返ししています。

電気生理学的検査およびカテーテルアブレーション支援業務

骨髄検査

骨髄は血球生成の主要な臓器です。

骨髄検査は骨に針を刺して得られた骨髄液を用い、造血細胞の分類や形態を調べます。その結果は貧血や白血病などの種々の血液疾患の診断や経過観察、治療の効果判定に用いられます。

赤血球沈降速度(血沈)検査

赤血球が試験管内を沈んでいく速さをみる検査です。

炎症、貧血、栄養状態などの目安になるため、初診時のスクリーニング検査、慢性疾患の経過観察などで行います。

便潜血定量検査

便中に含まれる微量の血液(ヒトヘモグロビン)を数値として測定します。

主に消化管の検査で、大腸がんを診断する検査のひとつとしても行われています。

免疫化学検査

生化学検査、免疫学・血清学検査を統括したセクションです。そのため幅広い検査項目を扱っています。また、凝固系・線溶系検査も担当しています。

免疫化学検査/生化学検査

生化学検査

主として血清(血液の上澄み)を用いて、化学反応や抗原抗体反応など様々な手法を利用した検査を行っています。血糖、AST、ALT、中性脂肪、コレステロールなどが代表的な項目となります。

薬剤部とも連携をとって、血中薬物濃度の測定も行っています。


免疫学・血清学検査

細菌やウイルスによっておこる感染症の検査です。B型肝炎やC型肝炎、梅毒など、血清を用いて測定しています。他に、リウマチ因子や免疫グロブリンを測定しています。

また、腫瘍マーカーや甲状腺ホルモン検査も行っております。

免疫学・血清学検査
免疫学・血清学検査

凝固・線溶系検査

術前検査や手術後の患者さんの全身管理の一環として行っています。その他、抗凝固療法のコントロールとしての役割もあります。

一般検査

尿検査を中心に便検査(便潜血検査・便中ピロリ抗原検査)、脳脊髄液検査、体腔液(胸水・腹水・心膜液)検査、精液検査などの検査を行っています。

尿検査

尿中のほとんどの成分は血液に由来するので、尿の変化は体の状態をよく反映します。尿から得られる情報量はとても多い上、尿の採取は患者さんにとってほぼ苦痛がないという利点があるため、血液検査と同様に大切な検査項目となっています。

尿検査では、主に尿中の蛋白や糖、潜血(尿に血が混ざっていないか)の成分を調べたり、細菌感染がないかなどをチェックしています。また、腎臓・膀胱などの病気の補助診断や経過観察のために、必要に応じて、尿の中にどんな細胞や成分が含まれているか顕微鏡で確認することもあります。

便潜血検査

便に含まれる血液を検出する検査です。陰性か陽性かを検査したり、含まれる血液成分の量を数値で確認したりしています。

脳脊髄液・体腔液検査

脳脊髄液、体腔液の性状を確認し、炎症性疾患や悪性腫瘍などの診断補助や、治療経過の確認を行っています。

精液検査

精子の数や形、運動能力などの検査を行っています。

脳脊髄液・体腔液検査/精液検査

微生物検査

感染症を起こした方の様々な材料(尿・便・喀痰・血液など)を用いて、顕微鏡検査や培養検査、遺伝子検査、免疫学検査により感染症の原因となっている細菌(病原体)を明らかにし、その菌にはどのような薬剤(抗生物質)が効くのかを検査しています。

また、院内感染を防止するため、感染対策チーム(ICT)などのチーム医療にも積極的に参加しています。

微生物検査
微生物検査

輸血検査(輸血管理)

輸血に必要な検査と血液製剤の管理をおこなっています。

3名の臨床検査技師(2名は認定輸血検査技師)がローテーションを行い、一日1名の技師で担当しています。

血液型検査

赤血球の膜上には多数の抗原、すなわち血液型があります。しかし、輸血で問題となるのはABO血液型とRhⅮ血液型です。輸血管理室では、このABO血液型とRhⅮ血液型を実施しています。

不規則抗体検査

ABO血液型とRhⅮ血液型が同型でも、輸血できないことがあります。その原因のひとつは血液中に不規則抗体が存在することです。

そのために、輸血する場合にはあらかじめ不規則抗体の有無を検査します。不規則抗体検査が陰性の場合は、ABO血液型とRhⅮ式血液型が同型の血液製剤を準備します。 また、不規則抗体検査が陽性の場合には、輸血副作用を起こさないように適合する血液製剤の準備をします。

交差適合試験とコンピュータークロスマッチ

交差適合試験とは、輸血直前に血液製剤と輸血される患者さんの血液を試験管内で混ぜ合わせて、異常が無いかを確認する検査です。

輸血検査では、血液型の確認を2回実施し、不規則抗体検査が陰性の場合は、コンピューターによる適合の確認、すなわちコンピュータークロスマッチを行っています。ただし、不規則抗体検査が陽性の場合には、交差適合試験も行っています。

交差適合試験とコンピュータークロスマッチ

病理検査

生理検査

生理検査は心電図や超音波(エコー)検査、脳波など、直接患者さんに接して行う検査です。

当検査部は、冠動脈カテーテル検査や治療、下肢静脈瘤に対するレーザー治療の補助等他部署に出向き、チーム医療に貢献しています。

迅速で正確な情報を提供できるよう、また、安心して検査を受けていただけるように日々心がけています。

循環機能検査

心電図・トレッドミル負荷心電図・ホルター心電図など

不整脈や虚血性疾患(狭心症や心筋梗塞など)、心筋症などがわかります。

CPX検査(心肺運動負荷検査)

心電図、血圧、呼吸中の酸素、二酸化炭素の濃度を測定しながら自転車こぎ運動していただきます。心臓だけでなく、肺や筋肉の状態等の総合的運動能を評価し、心臓リハビリテーションに役立てています。

CPX検査(心肺運動負荷検査)

足関節/上腕血圧比(ABI)・脈波伝播速度(PWV)

動脈硬化の程度、下肢動脈の狭窄を評価する検査です。

長時間血圧測定

小さな血圧計をつけて一日の血圧の変化を調べます。

神経機能検査

脳波

脳機能障害や意識障害、てんかん、外傷後など、さまざまな場合に検査します。

体性感覚誘発電位・筋電図・神経伝導検査など

筋肉の障害の程度や神経障害の有無を調べます。

呼吸機能検査

最大限の呼吸量(肺活量)に代表される肺の換気能力を調べる検査です。

肺気量分画測定・努力性肺活量・肺拡散能力・基礎代謝など

超音波(エコー)検査

超音波の性質(一定方向に直進し、そのはね返り方が当たるものの性質により異なる)を利用し画像を映し出し、大きさ、病変の有無、血流の状態を調べます。

心エコー・経食道心エコー

腹部エコー

表在エコー(乳腺、甲状腺など)

血管エコー


超音波(エコー)検査

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